西冨なつき / PATTERN

2015.10.31

昨日から西冨なつき「PATTERN」展が始まりました。
Hedgehogでは、2014年に開催された西冨さんの初個展「ガラスと蝶の標本」以来の展覧会です。
今回は最新作の「多面体」をテーマにしたステンドグラス作品が展示されています。

本展示では、西冨さんが「多面体」を深く探っていく過程で面白いと感じた部分を、見る人にも追体験してみてほしいという思いから、
「多面体」そのものにも興味を持ってもらえるような構成の、楽しい展示になっています。

多面体についてわかりやすく説明されたパネルがあるのですが、まずこの説明のために作られている作品がとても美しいです。
こちらは5つの正多面体についての説明作品。

こちらは双対多面体についての説明作品。

双対関係にある八面体と立方体が入れ子になっています。
底面が鏡でできているので、写り込んだ多面体がさらに複雑に見えてきます。

そして、メイン作品として「正多面体」をもとに複雑化した「星型多面体」や「交差多面体」などが並んでいます。
こちらは大二十面体で、正二十面体を星型化した多面体です。

5つの交差四面体。

一見すると複雑で頭が混乱しそうですが、
名前の通り、四面体が5つ交差しているものだとわかると構造が見えてくるのが不思議です。

こちらは、5つの正四面体の複合体。

立方八面体の第2の星型。

これらの作品はオブジェとしてそのまま飾ってもいいですし、ランプとしても使えます。
壁掛けや吊り下げができるものもあります。

そして、これらの多面体を分解したパターンがこちら。
このガラスパーツが全て組み合わさってできていると思うと、そのパーツの量の多さに驚かされます。

また、模様や図案のようにも見えるこのパターンの作品は、
素材感や透けて見える影の色など、ガラス自体のおもしろさが伝わってきます。

「多面体」という、ときに難解に思えるような図形の世界も、西冨さんの手によって実際に形作られ、
ステンドグラスの光と影の表現が合わさることで、独自の美しさを放つオブジェに作り上げられています。
作品の魅力はもちろん、展示を通して「多面体」の奥深い世界を楽しんでいただければと思います。

展示は、11月15日(日)まで。
作品は全て受注販売となりますので、予めご了承ください。

西冨 なつき webサイト

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